歴史のあるネコで、その子孫は古くからタイの寺院や王室宮殿などで大切に飼われていたようです。19世紀の後半、タイ王室よりイギリス大使に寄贈されたそのネコをイギリスのビクトリア女王がキャットショーに出陳したことから、人気を呼び一般に知られるようになりました。
ただ、この時のシャムは現在よりももっとずんぐりした体型で、毛色も少し濃かったようです。その後、繁殖が行なわれ、カラーバリエーションも多彩に体型も細身に変化していきました。現在では、タイよりもアメリカのほうが頭数が多いといわれている人気の品種です。
- 原産国/発生
- タイ
- 名前の由来
- 原産国のシャム(現タイ)にちなんで。
- 特徴
- くさび型の頭と大きな立ち耳、アーモンド型の目。瞳はサファイアブルーのみ。
- 性格
- たいへんな甘えん坊で、常に飼い主のそばに寄ってきます。自己顕示欲が強い部分も。
- 被毛のタイプ
- シングルコート(上毛のみ)で、短く張り付くように密に生えています。
- カラー
- シール(黒褐色)、ブルー(青灰色)、チョコレート(赤褐色)、ライラック(灰色)の4色。口、耳、脚、尾にポイントカラーが入る。
- お手入れ
- シャンプーは抜け毛の季節に行なう程度でよく、ふだんはたまに温かくした濡れタオルで拭くとよいでしょう。また、時間があれば、毛艶を保つためにも毎日両手でマッサージしてあげるのもいいでしょう。
- お手入れは?
- 毛は抜ける?
- よく鳴く?
- こんな人に向いています
- 人によくなつき、常に寄り添って話しかけてくるように鳴くので、これを楽しく愛らしいと感じられる人に向いてます。