スコティッシュ・フォールドが誕生したのは1960年代と、それほど古くはありません。スコットランドのクーパーアンガス近くの小さな農場で飼われていたネコが生んだ子どもたちの中に、1匹だけ耳の立たないネコがいたのが始まりでした。そのとき「スージー」と名づけられたこのネコこそ、じつは突然変異で誕生したスコティッシュ・フォールド第一号だったのです。
そして2年後、成長したスージーは子どもを生み、そのうち2匹はやはり耳が立たない、折りたたまれたままの耳を持つネコでした。
こうして、この折りたたまれた耳は遺伝することがわかり、ブリーダーや遺伝学者の手によって繁殖計画が立てられました。ところが、故郷のスコットランドやイギリスでは、スコティッシュ・フォールドは近親交配による奇形の遺伝子を持っていることや、耳の中が不衛生になるといった理由で登録が中止されてしまいました。逆にアメリカでは人気は急上昇し、今では世界的に知られる品種となりました。
- 原産国/発生
- イギリス
- 名前の由来
- 「折りたたむ」という意味から。
- 特徴
- 最大の特徴は折り畳まれた耳です。頭は丸く大きく、鼻は幅が広く短め。
- 性格
- 人なつこくマイペースで温和な性格。
- 被毛のタイプ
- 長毛・短毛があり、柔らかで密生しています。
- カラー
- 毛色は数多くの色が認められています。
- お手入れ
- シャンプーは抜け毛の季節に行なう程度でよく、ふだんはたまに温かくした濡れタオルで拭くとよいでしょう。また、時間があれば毛艶を保つためにも毎日両手でマッサージしてあげるのもいいでしょう。長毛種は毎日ブラッシング、1~2ヶ月に1度はシャンプーをしてあげましょう。
- お手入れは?
- 毛は抜ける?
- よく鳴く?
- こんな人に向いています
- 常に寄り添って話しかけてくるように鳴くので、これを楽しく愛らしいと感じられる人に向いてます。