ペアレンツチョイス賞は、子ども向けの書籍やCD、DVD、玩具などを対象に贈られる賞で、製品のカテゴリー別に金・銀・銅賞を親や先生が選出する、というもの。アメリカでは非常に権威ある賞と位置づけられている。
今回、そのピクチャーブック部門で金賞を受賞した『ほんとのおおきさ・なかよし動物園』は、動物の顔や体を迫力ある実物大のハイクオリティな写真で紹介した図鑑。読者は、ポニーの大きな前歯やシチメンチョウの虹色の羽毛、ブタのしわくちゃの鼻を質感ある実物大で見ることができる。また、ウマやウシのような大きな動物は、子どもの広げた腕の長さよりも大きな折りたたみ式のワイドページで紹介。読者をあっと言わせるつくりとなっている。
金賞を受賞した本作品は、じつはシリーズ第4作目。シリーズ第1作の『ほんとのおおきさ動物園』、第2作『もっと!ほんとのおおきさ動物園』、第3作『ほんとのおおきさ水族館』の英語版は、かつていずれもペアレンツチョイス賞の金賞を受賞している。すなわち今回の受賞で、シリーズ全4作がすべて金賞という快挙を成し遂げたことになる。
同作品の発行元である学研教育出版では、「このシリーズが、日本国内だけでなく海外でも動物写真絵本のスタンダードとして読み継がれていく…。夢ではなく、いつかそんな日がくるかもしれません」と、その喜びを広報ブログで綴っている。
関連URL: 学研出版サイト 『ほんとのおおきさ・なかよし動物園』紹介ページ