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アニコム損保、ペットのチョコレート中毒に注意喚起 2月は増加傾向

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 同社がペットオーナーへの注意喚起として、公式サイトに掲載した13日付の記事によると、同社のペット保険「どうぶつ健保」の保険金請求データをもとに昨年2月に実施した「犬のチョコレート中毒」に関する調査では、チョコレート中毒での保険金請求件数を月別に見た場合、やはり2月の件数がもっとも多かった。また、獣医師172名のうち、8割にあたる141名がチョコレート中毒を診療した経験があり、さらにうち9件は死亡に至ったという。

 どの程度チョコレートを摂取すると危険なのかは、チョコレートに含まれる「テオブロミン」(※)の量や、犬の体の大きさによって違うため一概に言えないが、同社の資料によれば、体重10kgの犬が100g程度のチョコレートを摂取した場合でも症状があらわれる可能性が高いそうだから、さらに体重の軽い超小型・小型犬の場合は少量でも危険だと言えそうだ(ちなみに、市販されている一般的な板チョコを調べたら、1枚55g程度だった)。

 同社は、犬の届かない場所にチョコレートを置くなどして事故を予防するとともに、万が一事故が起きた際、すぐに診察してもらえる動物病院を調べておくなどの備えが大切だと注意を促している。

 中毒の応急処置は、誤飲したものによって吐かせたほうがいい場合と吐かせないほうがいい場合に分かれると聞く。愛犬・愛猫がチョコレートを食べてしまったと思しき場合は、自分で何とかしようとせず、とにかくすぐに動物病院で診てもらうことをおすすめしたい。

※「テオブロミン」
カカオに含まれる成分で、心臓や中枢神経などに作用する。犬や猫にはテオブロミンを代謝させる酵素が不足しているため中毒を引き起こすとされ、主な症状は嘔吐や下痢、神経過敏、ふるえ、痙攣、興奮など。

関連URL: アニコム損害保険株式会社 関連記事

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