2011年4月1日から2013年3月31日までの異物誤飲による請求を調査した結果によると、誤飲事故による請求件数を月別に見たところ、12月にもっとも多くなり、その後1月~3月ごろまで継続して多く発生する傾向が見られた。
また、年齢別の発生率では、犬猫ともに0歳がもっとも高く、年齢が上がるとともに低下していくことがわかった。なかには手術に至るケースも見られ、犬の場合には13万円程度の治療費がかかったという(平均保険金受給額から算出)。
同社は今回の結果について、12月にもっとも誤飲事故が多く発生する背景には、「クリスマスやお正月などで、パーティや来客が増えることが原因」と分析。さらに、ポインセチアやプレゼントのリボン、チキンの骨といった人の食べ残しなど、犬猫にとって危険なものが身近に増える季節であることを指摘する。
それを受け、「これからの季節、ペットとのイベントを最後まで楽しむためにも、パーティーの後片付けはなるべく早めに行う、ゴミ箱を蓋付きにするなどの対策を行い、誤飲事故を予防してほしい」と注意をうながしている。
同社のプレスリリースによれば、たとえばポインセチアは葉や茎を食べてしまうことで胃腸炎を引き起こしたり、リボンやひも、糸などを誤飲すると腸が裂けてしまう危険性があるという。イベントごとの多い年末年始、悲しい事故が起きないようペットオーナーは十分ご注意を。
関連URL: アニコム損害保険株式会社 関連プレスリリース