「災害救助犬」とは、地震や土砂崩れなどの災害発生時に、倒壊家屋や土砂などに埋もれ、助けを必要とする人を嗅覚によって探し出すように訓練された犬のこと。東日本大震災や昨年発生した広島土砂災害の被災地においてもその活躍が注目されている。

　徳島県は「人と動物がともに暮らせるとくしまづくり」の実現に向け、犬猫の「殺処分ゼロ」に向けた取組みを推進している。今回のプロジェクトは、動物愛護管理センターに収容される犬を「災害救助犬」として育成することにより、「発災時の備え」と「人と動物の尊い命を守る」ことを目的とする。

　公募を開始した「災害救助犬」の新しいパートナーとなる飼い主は、以下の公募基準を満たす必要がある。
(1)県が指定する訓練機関において、一定期間、飼い主同伴による訓練が受けられること。
(2)災害発生時において、要請があった場合に、災害救助犬として可能な限り活動を行うこと。
(3)県等が実施する動物愛護啓発イベント等への参加に協力すること。
(4)その他、県が規定する譲渡対象者の要件を満たしていること。

　公募人数は2人。応募は2月27日（金）必着で、譲渡申請書に必要事項を記入し、徳島県安全衛生課まで提出のこと。

関連URL: 徳島県『「災害救助犬」育成プロジェクト』