多摩動物公園ではゲンジボタルを飼育しており、その幻想的な光がよく見られるように、施設の照明を調節し、昼夜を逆転させて展示している。ホタルの光は、午後よりも午前の方がよく光っているという。
ゲンジボタルの幼虫は水中にくらし、カワニナなどの貝類を食べて育つ。1960年代ごろまでは、日本全国で野生のホタルが観察されたが、水環境の変化やさまざまな要因で、昔ほどには見られなくなってしまった。同園では、その生息地に関する解説や、保全の取り組みをパネルんなどで紹介している。今年は、暗い施設内での来園者の足元の安全確保を含めた展示改善を行った。
ホタル展会期:6月11日(木)~ 6月23日(火)
時間:9時30分~16時30分
場所:多摩動物公園昆虫生態園「ホタルコーナー」(昆虫生態園「右ウィング」の一部)
関連URL: 6/11-6/23「ホタル展」開催