アニコム損保では、契約者に対して、飼育動物の特性や年齢にあわせた予防情報を発信している。その第一弾として、セント・バーナードとその飼い主を対象に「咬みつき事故ゼロ」に向けた取り組みを行ってきた。

　アニコム損保のペット賠償責任特約（※）における事故の内訳を見ると、対人事故は全体の59.2％、うち大型犬による事故は39.6％を占める。なかでもセント・バーナードは最大級の体格を誇るため、思わぬ事故につながる。実際、散歩中にすれちがった通行人の腕を咬んで大ケガをさせてしまい、約420万円の損害賠償を求められたケースもあるそうだ。

　そこでアニコム損保はセント・バーナードの契約者に向けて、外出時の注意点をまとめた『どうぶつ賠償責任事故通信』を送付。その後およそ半年間、セント・バーナードによる咬みつき事故がゼロだったことから、6月25日を「無事故（むじこ）の日」に制定。セント・バーナードとその飼い主（契約者）を表彰した。

　賠償責任事故は、最悪の場合、ペットの殺処分につながりかねない。そんな悲しい事故を予防するためには、飼い主ひとりひとりが日ごろから知識を身につける必要がある。アニコム損保では、これからも「知るワクチン」として定期的に情報を発信し、事故を予防する取り組みを続けていく、とのことだ。

※ペット賠償責任特約…アニコム損保のペット保険に付帯できる特約。契約動物が他人にケガをさせてしまう、他人の所有物を壊してしまうなど、法的に損害賠償責任を負った場合に支払われる。

関連URL: ～6月25日は無事故(むじこ)の日～　セント・バーナード120頭を咬みつき事故ゼロで表彰