壁と天井に約5,000枚の鏡を敷き詰めた「クラゲ万華鏡トンネル」内にある8つのクラゲ水槽や壁面に、蜷川実花氏がこの企画のために撮影した写真や動画などを投影する。投影される作品は、昼と夜の2つのバージョンが用意され、昼バージョンは南国の花、海、空など、夜バージョンは東京の夜景、高速道路、「東京スカイツリー」や渋谷のスクランブル交差点などを撮影した写真と動画だ。浮遊するクラゲが蜷川作品の中でさまざまな変化を遂げ、まるで海の中を漂っているような体験ができるアート空間が誕生する。
また、開催期間中限定で、「蜷川実花×すみだ水族館」オリジナル年間パスポートが販売される。毎週金曜日の夜に開催中の大人向け体験プログラム「ふわふわクラゲ」は、9月11日(金)より女性限定で行なわれる。
蜷川実花(にながわみか)氏は、木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞し、映像作品も多く手がける。2007年、初監督映画『さくらん』を公開。2008年に個展「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回し、のべ18万人を動員。2012年、監督映画『ヘルタースケルター』を公開し、22億円の興行収入を記録した。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事に就任している。
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