映画「猫なんかよんでもこない。」は、実話を基にした大人気猫コミックを実写化。プレミア試写会には、監督の山本透氏、主演のミツオを演じた風間俊介氏、ヒロインのウメさんを演じた松岡茉優氏、原作者で漫画家の杉作氏が登壇し、舞台挨拶を行った。
開口一番、何回も「ほんとうに」と重ねながら、「うちの子を観にきてくれてありがとう」と満面の笑みをうかべ親(猫)バカぶりを発揮する風間。撮影初日は、一番遊びたい盛りの子猫ということもあり、俳優・スタッフ全員が子猫に振り回され、「これで本当に映画が撮れるのか?」と不安を感じる一幕もあったというが、猫たちは徐々にスタッフや場所に慣れ、猫らしい演技をみせてくれるようになった。
風間は「生き物と暮らし、一緒に過ごしていくことを教えてくれるステキな映画になりました。何か生き物にセッしたことのある人、すべてにささる映画だと思います」と語り、山本監督は「動物映画って、ペットのかわいらしいところばっかり描くものも多々あると思うんですけど、動物と生きていくことって、かわいいだけじゃなくて、病気をしたり、毎日世話をするのも大変だし、自分が疲れているときもあるし。でも一緒に暮らしていくということは、そういうことだと思うので、そういうことをすごく丁寧に撮ってみました。猫たちがすごく自然にそれに応えるように表情をたくさん出してくれて、そういうところを楽しみにして欲しい。子どもが観ても、お年寄りがみてもきっと心が温かくなる映画です。1回挫折し、前に進めなくなった男の人が、もう1回夢にむかって立ち上がろうとする物語なので、是非劇場に足を運んで、観ていただきたい」と結んだ。
猫とダメボクサーの感動の物語「猫なんかよんでもこない。」は、1月30日(土)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開される。
関連URL: 「猫なんかよんでもこない。」公式HP