「ワンダークラゲ」は、すみだ水族館で生まれたミズクラゲたちの動きをコンピュータで解析して生み出された映像や音で、クラゲの展示空間を演出する体感型展示。
クラゲが水中でみせる収縮運動は「拍動」と呼ばれ、小さなクラゲは早いリズム、大きく成長したクラゲはゆったりとしたリズムの拍動を繰り返す。拍動のリズムはクラゲの健康状態によっても変化するので、飼育スタッフがクラゲの日々の健康状態を知る重要なバロメーターにもなっている。
今回投影される映像は、館内のアクアラボでミズクラゲを赤ちゃんから育て展示している「すみだ水族館」ならではの、生体のデータに基づいた映像演出で、クラゲの成長段階ごとに実際の拍動の回数を計測し、プログラミングを経てクラゲを模したオブジェクトの動きに反映する。
ミズクラゲの持つゆったりと心地良いリズムを全身で感じながら、不思議な浮遊感に浸れる体感型クラゲ展示「ワンダークラゲ」は、4月29日(土・祝)より6F「クラゲ」ゾーンで見ることができる。
また、小学校3年生~6年生を対象とした体験プログラム「クラゲ研究員」が、4月29日(土・祝)、4月30日(日)、5月3日(水・祝)のそれぞれ午前11時から午後12時まで行われる。飼育スタッフと同じ研究員の白衣を着て、ビンに入ったクラゲの動きや体のしくみを研究する体験プログラムで、「クラゲって何色だろう?」「クラゲは何を食べるのかな?」など、参加者ごとにテーマを設定してクラゲに接することで、より探究心を持ってクラゲの生態に迫ることができる。参加できるのは、各回最大6名まで。事前申し込みが必要。応募者多数の場合は抽選となる。詳しくは、すみだ水族館ホームページから。
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