春から夏にかけては、野鳥たちの子育シーズン。初夏にかけてヒナ鳥が卵から羽化し、やがて巣立ちを迎える。しかし、その間に何かの拍子で巣から落ちてしまったり、飛ぶ練習をしている若鳥が道ばたで動けなくなっている場面に遭遇したら、どうすればよいだろう。
日本野鳥の会では20年以上に渡り、親鳥が近くにいる可能性が高いので、むやみの手を出さず離れて見守る「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を継続し、ポスターの掲示協力などを広くよびかけている。現在、無料でプレゼントしている冊子には、子どもも楽しんで理解できるよう、野鳥の子育ての話やクイズなども掲載されている。冊子はパソコンからダウンロードすることもできる。
ヒナ鳥を助けたいという気持ちはわかるが、誤って保護され、親鳥と引き離されてしまうヒナが減るために、正しく理解し知識を身につけたいものだ。
関連URL: 野鳥の子そだて応援キャンペーン