出産したのは、11歳のメスの「シンシン」。ことしの2月27日、オスの「リーリー」とのあいだで交尾行動が見られ、その後、妊娠の兆候が認められたため、5月25日からは公開を中止し、状態を観察していた。
6月10日夕方、シンシンは室内を落ちつきなく歩き回るようになったので、中国から招いた専門家と協議のうえ、6月11日からは職員が24時間態勢で注意深く観察をしていた。
6月12日明け方、陰部をなめる行動が頻繁に見られるようになり、10時57分に破水、11時52分に赤ちゃんパンダの「オギャオ!ギャオ!」という大きな鳴き声が響き渡った。赤ちゃんパンダの姿は、午後12時38分にモニターを通じ、職員が確認した。
シンシンは、推定150gほどの小さな赤ちゃんパンダを口でくわえたり、自分の腹に乗せたりし、面倒をみている。2011年に生まれた赤ちゃんパンダは生後6日目で死亡しているため、同園は慎重に親子を見守っている。赤ちゃんの公開時期は未定。
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