ことしのテーマは、世界で提唱され、獣医師がすでに取り組んでいるテーマである「One Health: ワンヘルス」。地球規模で起きている人命に関わるさまざまな問題から、「人と動物の健康と幸せ、環境の保全」が全世界的に唱えられ、「ワンヘルス・ワンメディスン・ワンワールド」の概念が生まれた。その中でも、感染症や耐性菌などは、人医と共に獣医師が手を携えていかなくてはいけない問題であり、国内外においてその取り組みが始まっている。
今年の年次大会では、世界的な One Health の指針を元にズーノーシス、耐性菌問題、そして伴侶動物が人の心身の健康長寿に大きく貢献する点に注目し、Human Animal Bond を礎に皆さんと一緒に考えていく。
愛犬・愛猫をもっと健康に、もっと幸せにしてあげるために、新しい知識・情報が勉強できるほか、企業展示、グッズ販売、子供達が動物との暮らしを描いた絵の展示、ワークショップなど、多彩で楽しめるプログラムがたくさん用意されている。
市民(家族)を対象としたプログラムには、盲導犬、CAPP 活動犬が参加する「社会活動犬デモンストレーション」、「子犬から学ぶ、犬と生活する楽しさの始まり- 3 カ月齢の子犬から過ごそう楽しい時間-」、「こねこ塾-子猫の幸せな未来のために必要なこと-」、「犬猫の“痛み学”-ワンちゃん、ネコちゃんの気持ちをもっと理解してあげましょう!-」、「犬と猫の栄養学~うちの子には何をあげたらいいんだろう?手作りフードから市販食、療法食まで~」、「間違えやすい犬猫のデンタルケア~歯周病は知らないうちに顎が腐っていく病気です~」ほかさまざまなプログラムが用意されている。
日本臨床獣医学フォーラム年次大会2017の当日参加券は2,000円。
関連URL: 第19回 どうぶつとの暮らしを考えるフォーラム2017