本展では、しなやかな肢体や俊敏な運動能力、愛くるしい仕草、柔らかな毛並みなど、猫の多彩な魅力に惹かれた世界中の芸術家による絵画や彫刻を、東西における表象の違いや、猫の美術の歴史を辿りながら、その限りない魅力に迫る。
展覧会は、第1章が「猫の表象~聖なる猫」とし聖なる猫は古代エジプトの猫崇拝、吉祥の猫、悪魔の猫はヨーロッパにおける受難と迫害の歴史を紹介、第2章は西洋編はピエール・ボナール《子供と猫》、日本編は岩松道純《新田猫絵》を展示する「人の暮らしとともに」、第3章は、画家が見つめた猫「猫百態」、第4章では化ける猫、擬人化された猫、猫の文学などを紹介する「猫七変化」で構成される。
関連イベントとして、5月12日(土)にミュージアム・トーク1「ねこアート:西洋編」が、6月9日(土)に「ねこアート:日本編」が開催される。時間は午前11時から午後12時。場所は、ひろしま美術館 本館ホール。また、5月18日(金)午後2時から3時にはひろしま美術館 地下講堂でメープルサロン鑑賞会「古今東西ねこアート」が予定されている。いずれも、講師は展覧会担当学芸員が務める。事前申込み不要。聴講無料。ただし当日有効の本展入館券が必要。また、5月13日(日)と6月17日(日)には「にゃんコンサート」が予定されている。
「ねこがいっぱい ねこアート展」は、前期が4月21日(土)から5月23日(水)まで、後期が5月24日(木)から6月24日(日)まで。会期途中に一部作品の展示替えを行う。開催時間は、午前9時から午後5時まで。会期中の金曜日は午後7時まで開館(入館は閉館の30分前まで)。会期中は無休。入館料は、一般が1,300円、高大生が1,000円、小中学生が600円。問い合わせは、ひろしま美術館、電話:082-223-2530。
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