フロリダ州のデルレイビーチ市は増え続けるノラ猫に長年頭を悩ませていたが、ついに非営利団体とチームを組んでノラ猫対策に取り組み始めた。
デルレイビーチ市が新たに2万5000ドル(250万円)の財政を注ぎ込んで始めたノラ猫対策は、「猫の捕獲ー去勢・避妊ーワクチン接種ー還す」というプロセスを踏む。
路上でふらふらしているノラ猫を餌などで誘って捕まえ、獣医に連れて行って去勢・避妊手術をさせ、病気への抵抗力をつけるためにワクチン接種も行ってもといた場所へ戻すのだ。
市民の協力が必要不可欠ではあるが、だれもが捕獲できるわけではなく、猫の保護に関心があり訓練を受けた人が中心となって行う。
このプロジェクトはノラ猫をさっ処分することなく、子どもが増えないよう生殖機能だけを失わせる。さらにワクチン接種によって健康を維持し、猫同士での病気の蔓延を防ぐことができる。
すべての猫の里親を見つけようとはせず、基本的には古巣へ戻して引き続きノラ生活を続けてもらう。これから生まれるノラ猫の数を減らすことで、ノラ猫全体の頭数を減少させることが1番の狙いなのだ。
250万円の費用はおもにエサ代や猫の移動にかかる交通費に充てられる。医療代はすでに予算をとってあるようなので、250万円でノラ猫が減れば、低コストでの成功例としてほかの地域でも広がる可能性があるだろう。
関連URL: City Sets $25,000 Aside to Address Growing Unowned Cat Population