7月の晴れた日、ジャクソン・クーリングさんはカナダのバーリントンにある地元のゴルフコースでゴルフを楽しんでいた。彼は最初の数ホールは何人かの友人を連れていたが、その後は友人と別れ、1人でプレイをしていた。

しかし、クーリングさんが最後まで1人でいたわけではない。思わぬラウンド仲間があらわれたのだ。
あるホールでパー3でティーショットを放った後、クーリングさんのボールはグリーンに正確に落ちた。バーディーはほぼ確実だった。

しかしクーリングさんがボールに近づいたとき、彼の視線の先には珍しい野生動物がいた。キツネのような見た目だが、キツネよりも大きい。それはコヨーテの親子連れだった。そして、コヨーテのうちの1匹が彼のボールに興味を示して近づいていった。

「本当にびっくりした。あんなの初めて見たよ」
クーリングさんは驚いて立ち尽くしながらも、ポケットからスマホを取り出し、その瞬間をビデオにおさめた。
しばらくの間、若いコヨーテは犬や猫がするように、ゴルフボールを獲物に見立てて飛びかかって無邪気に遊んでいた。

カメラには映っていなかったが、そのコヨーテはクーリングさんのボールを、母親と兄弟が待っている場所までくわえて運んでいった。よっぽどそのおもちゃが気に入ったのだろう。
クーリングさんのボールは盗まれてしまったが、彼はそれだけの価値があったのだと感じている。
「あんなことは、おそらく人生で二度とないだろう」と微笑むクーリングさん。
彼が遭遇した奇跡的な瞬間は、こうしてインターネットでいまも世界中の人々を楽しませている。

関連URL: Golfer Approaches Ball On Green — But Sees A Wild Baby Got To It First