
介助犬やコンパニオン犬にはさまざまな種類があり、視覚障害のある人を支援する「盲導犬」だけではない。身体的な移動に困難を抱える人、難聴の人、あるいは発作のリスクがある人、ほかにも自閉症や、PTSD、不安障害、うつ病を抱える人々など、障害やニーズに合わせた訓練を受けた犬が活躍している。
どのような役割を担うにしても、介助犬は極めて厳しい訓練を経てプロとなる。知的能力が高く、気が散りにくいことを証明し、試験に合格しなければならない。
このことを誰よりもよく理解しているのが、ケンタッキー州ルイビルにある子犬のための訓練施設「ダブルH・キャニオン・アカデミー」のスタッフたちだ。
ダブルHのチームは、すべての犬が介助犬としての生活に適しているわけではないことも認識している。そのわかりやすい(?)例として、チームが公式YouTubeで紹介しているのがライカーという名前の犬だ。
落第生だったライカーの訓練中の名場面をまとめた動画は、大きな笑いと反響を呼んでいる。
「ライカーは本当に一生懸命頑張っているのですが、かわいそうなことに、どうしても自分を抑えきれないのです。彼は仕事をする気はなく、遊びたいだけなのです。
ライカーは歩行器の底からテニスボールを盗んだり、車椅子のハンドルを掴んで車椅子ごと引きずり回したり、投げられたボールを追いかけてトレーナーを引きずり倒したりします。彼が噛んだり登ったりしたくならない道具など1つもありません。彼を制御できるリードなど存在しません。文字通り、彼がのせられない誘惑など1つもありません。
おそらく最も壮絶な失敗は、ライカーが冷蔵庫のドアを開けようとした際、その代わりに冷蔵庫ごと部屋の半分まで引きずり回してしまったときでしょう」
この動画は200万回以上再生され、コメント欄では「ライカーは試験には合格しなかったかもしれないが、間違いなく『とても良い子』だ」という声が相次いだ。
「正直、なぜ合格しなかったのか理解できない。だって、車椅子を折りたたんだし、明らかに使い終わった人の歩行器を取り除いたし、床を拭いたし、冷蔵庫も動かした。これ以上何を求めればいいのか?」
「介助犬になるのが彼の人生の目的じゃなかったんだ…それでもいい子だよ。彼の目的は、私たちに笑いを届けることだったんだ」
このように、多くの人がライカーの「犬らしさ」を讃え、エールを送っている。
実際にアメリカでは、介助犬養成プログラムに登録された犬の平均的な卒業率はわずか40~50%程度であり、彼が途中で脱落したことはごく普通のことだ。
しかし、彼が世界一の介助犬になることは決してないかもしれないが、彼は「自分らしくあること」の大切さを示す、かけがえのない証であり続けている。
ライカーは一般家庭に引き取られ、家族に愛情を受けながら犬らしい生活を満喫しているそうだ。
関連URL: Service dog epically fails every single test at training school, and people love him for it








