注目の部下は「たま」と同じオスの三毛猫（１歳）。

　同鉄道のサイトによると、岡山の国道で車にひかれそうになっていたドブネズミみたいな猫を、とある女性が助け、きれいにしたら三毛猫とわかった。たまたま、それがたま駅長と同じ三毛猫だったので、ならば貴志駅で一緒に働けないかとコンタクトを取ったところ、「何となくたま駅長の部下が必要だな」と思っていた同鉄道の小嶋光信社長の目にとまったという。

　同駅に赴任した三毛猫は、“たまに似ている二番目の三毛猫”なので「ニタマ」と命名された。当面は、たまが休みの日曜に駅長代行を務める。

　この日、たまの駅長就任５周年を祝う式典に登場したニタマは、社長から辞令を交付されてやや緊張顔。小嶋社長は「これでたまも、多忙の時には『猫の手』が借りられます」と期待を寄せた。

関連URL: 和歌山電鉄