隔年開催のこのイベントは、本来ならば昨年行われる予定だったが、直前に東日本大震災が発生したことに伴い、延期となっていた。13回目となる今回は、今まで会場となっていたパシフィコ横浜を離れ、初めて千葉・幕張メッセでの開催となる。
前半2日間のビジネスデー、後半2日の一般公開デーの計4日間の会期中は、「見つけよう!ペットと暮らす喜びを」をテーマに、犬・猫・観賞魚・小鳥・小動物・は虫類・昆虫の7分野の最新ペット用品の紹介をはじめ、各々の動物に関連したさまざまなイベントが行われる。
なかでも注目は、ペットとの暮らしの楽しさを伝える著名人や動物愛護活動に貢献した人を表彰する「第1回ジャパンペットアワード」、ドッグダンスや全国金魚すくい選手権の予選大会など、さまざまな競技やコンテストの特別大会「JPFカップ」などの新企画だ(一部ビジネスデー期間中に開催)。
さらに、同協会はこのイベントを皮切りに「Birthday Pet(バースデイペット)プロジェクト」を始動する。同工業会の柳原伸明会長が「子供に動物を育てられる責任感が芽生えたとき、ペットを飼い与えるというペルーの慣習にヒントを得た」と説明するこのプロジェクトでは、ペットを家族に迎えることにより子供たちに命の大切さを伝え、思いやりの心を育むことを広く伝える活動を展開するという。
その手始めとして、当日は同プロジェクトのメッセージロゴの入ったネックストラップを来場者に身につけて入場してもらうほか、メッセージパネル展示などを行う。
そのほか、一般公開デーにはタレント犬「カイくん」の写真撮影会や愛犬同伴結婚式のデモンストレーション、女性誌『BLENDA』で活躍するモデル犬オーディションなど、盛りだくさんな催しが予定されている。
また、「国内でペットイベントは数多く開催されているけれど、これだけたくさんの動物が一堂に会するペットフェアはジャパンペットフェアだけ」と、イベントの概要説明に立った石橋伸孝実行委員長も自信を見せたように、同イベントの宣伝部長「さかなクン」による魚に関するトークショーのほか、JPFカップの一環として開催されるクワガタのレスリング「クワレス大会」、は虫類とのふれあい&記念撮影会といった、犬猫以外のペット種に関して内容が充実していることもこのイベントの魅力だ。
今回は例年を大きく上まわる約200団体の参加が決定しており、最新のペットトレンドの情報発信源としても見逃せないイベントになりそうだ。同工業会は4日間の開催で、約15万人の動員を目指す。
【イベント概要】
◆会期
ビジネスデー:2012年3月29日(木)、30日(金)
一般公開デー:2012年3月31日(土)、4月1日(日)
◆会場
千葉・幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
◆入場料
大人:1200円(前売:1000円)
小人:800円(前売:500円)
※小学生・4歳以上
関連URL: 2012 ジャパンペットフェア