犬オーナー493名を対象に行われたこの調査では、「健康管理」「食事管理」など、7つのカテゴリーごとに5段階評価で自己採点を行い、2011年の愛犬との生活を多角的に振り返る総括アンケートが行われた。
その結果によれば、8割を超えるオーナーが愛犬の飼育に関しておおむね「ちゃんとできた」と自己採点し、充実した1年だったと感じていることがわかった。
カテゴリー別に見ると、ペットのトイレまわりや寝床まわりなどの掃除の実行率を問う「愛犬の飼育環境」に関する自己採点がもっとも高く、また、昨年の調査時に比べ全般的に実行率があがったカテゴリーは歯みがきや肛門腺絞りなどの「デイリーケア」だった。
また、昨年の印象深かったエピソードでは、「結婚証明書の立会人代表は愛犬」「赤ちゃんのことを愛犬が一緒にかわいがってくれてうれしかった」というほほえましいコメントが見られた一方で、「愛犬と大震災を一緒に経験した」などといった震災に触れるコメントも少なくなかったという。
同サイトは昨年の調査時に比べ、今回の結果では全体的に自己採点が高くなる傾向が見られたとしており、「被災地の様子や、福島第一原子力発電所の事故で大変な状況に追い込まれた動物たちを目の当たりにした1年だったからこそ、大切な家族でもある愛犬の存在の大きさを改めて再確認し、愛犬との生活の充実度が増したと感じた人も多かったのではないか」と分析している。
なお、同サイトでは猫オーナーに対しても同様のアンケートを実施しており、近日その結果を発表する予定だ。
関連URL: ペット総研 「ペットの通信簿2011 =犬編=」