アメリカの愛犬家向けオンライン・マガジン「ドッグ・ニュース・デイリー(DND)」が主催するこの賞は、映画やテレビなどで優れた演技を見せた犬たちに贈られるもので、今年が初開催。
授賞式には各賞のノミネート犬のほか、映画『アーティスト』から俳優ジェイムズ・クロムウェルが出席するなど、豪華なゲストやプレゼンテーター陣を迎え、華やかな雰囲気のなか結果が発表された。
注目の「映画作品賞」は、最有力候補とされていた映画『アーティスト』のアギーが受賞。トロフィーを受け取ったトレーナーのオマー・フォン・ムラーさんは「この賞はすべてのドッグトレーナーにとって名誉だ」とコメントし、さらに「いろんな人たちの協力のおかげで受賞できたけど、一番感謝したいのはやっぱりアギー。彼は僕にとって生涯のパートナーで、大切な家族だ」と相棒の功績を称えた。
一方、「外国語作品賞」にノミネートされていた、ドラマ『犬の消えた日』の「アルフ」「とうあ」役の2頭は残念ながら受賞ならず、賞はオーストラリアの作品『レッド・ドッグ』に出演した「ココ」に贈られた。
ちなみに先月末、自身の監督作『ヒューゴの不思議な発明』に主演しているドーベルマン「ブラッキー」が映画作品賞にノミネートされていないのは不公平だとして、マーティン・スコセッシ監督が「ロサンジェルス・タイムス」に抗議文を送る騒動も巻き起こっていたが、熱心なサポーターの応援によりブラッキーも無事ノミネートされ、授賞式では監督によるお礼のビデオメッセージが流れる一幕も。
各受賞犬は下記のとおり。なお、レッドカーペットに登場したDNDのアラン・シスキンドCEOは、今後もこの賞を続けていくつもりで、新たに「テレビCM賞」を設けることを検討するなど、すでに来年の開催に向け準備に入ったと明かしている。
【第1回ゴールデン・カラー賞 受賞犬・受賞者一覧】
<映画作品賞>
◆アギー
『アーティスト』 犬役
『恋人たちのパレード』 クイーニー役
<外国語作品賞>
◆ココ
『レッド・ドッグ』(豪) レッド・ドッグ役
<テレビシリーズ賞>
◆ブリジット
『モダン・ファミリー』 ステラ役
<リアリティTVシリーズ賞> ※2頭のダブル受賞
◆ジギー
『リアル・ハウスワイフ・オブ・ビバリーヒルズ(原題)』
◆ヘラクレス
『ピット・ボス(原題)』
<DVD作品賞>
◆ロディ
『マーリー・アンド・ミー パピー・イヤーズ(原題)』 マーリー役
<博愛賞>
シャーリーズ・セロン
<特別賞>
ロバート・ヴィンス
※「バディーズ」シリーズを手がける映画監督
ワールドペットニュース
アギーに栄冠! 日本作品は受賞ならず 「第1回ゴールデン・カラー賞」
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