マース ジャパンが昨年5月から実施している東日本大震災被災地支援プロジェクト「ペットのために、いまできること。」の一環として寄贈された「ワンにゃん号」は、地震発生後から被災地を巡回診療するなどの支援を行ってきた岩手大学動物病院の活動に賛同して贈られるもので、レントゲンや超音波診断装置などの最新の診断・医療機器を装備した、日本初の災害時ペット専用往診車だ。
式典には、岩手大学 藤井克己学長やマース ジャパン 森澤 篤社長、ニュートロ ジャパン 保坂信仁社長など、大勢の関係者が出席。森澤社長は「震災から1年が経ちましたが、現在も困難な状況にあるペットと飼い主の皆様がいることを踏まえ、『ワンにゃん号』が被災地に暮らすペット、そしてその飼い主の皆様の支援の一端を担い、一匹でも幸せなペットが増えることを願っています」と挨拶し、保坂社長とともに「ワンにゃん号」のレプリカキーを藤井学長に手渡した。また、続く「ワンにゃん号」見学会では、モデル犬によるエコー実演が行われ、充実した設備が関係者や報道陣に披露された。
同社は「ワンにゃん号」の今後について、岩手県獣医師会の協力のもと、被災地での移動診療やイベントなどで活躍する予定だとしている。
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岩手大学にペット専用移動診療車 「ワンにゃん号」 寄贈 マース ジャパン
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