この調査は、2010年4月1日から2012年3月31日までの間に、同社の契約者専用サービス「迷子捜索サポートサービス」に寄せられた捜索依頼の情報をもとに行われた。
その結果によると、上記期間中に発生した迷子の件数は計176件で、そのうち犬は111件、猫は59件だった。ただ、各々の契約件数と照らし合わせると、犬は1万頭に約3頭の割合で発生しているのに対し、猫は1万頭に約16頭の割合と、猫の迷子は犬の約5倍以上の確率で発生していることがわかった。
また、月別に発生件数を集計したところ、6月から9月にかけて増加傾向にあるという。なかでも8月、9月は1年で特に発生しやすい月のようで、犬の場合、雷や花火などの大きな音に驚いて逃げてしまったケースが、猫は窓や網戸を自分で開けて逃げてしまったというケースが多く、夏のイベントや暑さに関連した原因が背景にあることがうかがえた。
そのほか、季節に関連しないケースでは、犬では「散歩中に逃げてしまった」「庭につないでいたら逃げてしまった」、猫では「玄関のドアが開いた瞬間に出ていってしまった」などの事例が多く見られた。
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