東南アジアのボルネオ島に生息するテングザルは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている希少種。同園でこのほど誕生した赤ちゃんは、父親ジャカ(10歳)と母親キナンティ(8歳)との間に生まれた子供で、両親はともに2009年にインドネシア共和国のスラバヤ動植物園から来園した。
同園によると、現在赤ちゃんはテングザル飼育舎で母親と群れの仲間に守られ元気にしているが、母子の健康管理のため当面の間は展示を中止し、状況をみて一般公開する予定だという。
テングザルの国内での飼育は同園のみで、今回生まれた赤ちゃんを含めて5頭だけ。ちなみに海外では、シンガポール動物園、スラバヤ動植物園、タマン・サファリ・インドネシアなどで飼育されている。
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