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日本サッカー協会の広報犬ロンメルが死去

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 17日に死去したロンメルは、JFAの広報部長を務めていた手嶋秀人JFA特任理事が飼っていたペット。2002年のFIFAワールドカップ日韓大会の際、日本代表のキャンプ地「JAMPS」(静岡県袋井市)で、日本代表とファン・サポーター、メディア、地元の人々との交流を育む広報担当として活躍した。

 大会後に川淵三郎キャプテン(現最高顧問)の発案でJFAのスタッフとして採用され、毎日JFAに出勤して職員の癒し役となった。2006年のFIFAワールドカップドイツ大会では、はるばるドイツに赴き、ボン市内に設置された「G-JAMPS」で日本サッカーをPRする役目を担った。名前がドイツのロンメル将軍(第二次世界大戦時の軍人)に由来することからボンの人々にも親しまれ、日本とドイツの架け橋となった。

 ロンメルは日本代表選手と並んで人気を博し、2002年の日韓大会の後にはカルビーの「サッカー日本代表チームチップス」のトレーディングカードに登場。2006年にはドイツワールドカップでの活躍が評価され、川淵キャプテン賞を受賞した。

 JFAによると、日本代表のユニフォームを着て走り回るロンメルは多くの人々に愛されたが、2006年に惜しまれつつ引退。晩年は、長野県原村で静かな生活を送っていたという。

 ロンメルは1994年11月20日生まれで東京都世田谷区出身。11月17日の午前7時に永眠した。川淵キャプテンはロンメルの死去に対して、「今年9月にJFAこころのプロジェクトの仕事で長野県の川上村に行った時、最後のお別れだといって手嶋夫人がロンメルを連れてきてくれた。目が見えなくなっていたがその時は元気そうで、久しぶりに会えて嬉しかった。当時、よく会長室に来ては、所狭しと駆け回っていた。その無邪気な姿にどんなに癒されたことか……。天寿を全うしたとはいえ、亡くなって寂しい」とコメントしている。

関連URL: 日本サッカー協会(JFA)HP

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