12日付の米ABCニュース電子版によると、7歳になるレミ・アルバーノくんは長いこと猫を飼いたいと願ってきたという。そこで、彼は父親にある賭けを申し出た。それは自分と1歳の妹、イヴリンちゃんの写真をFacebookに公開し、1000いいね!を獲得できたら、一家に猫を迎えるというものだった。
「ねぇみんな! 妹と僕は本当に猫がほしいんだ! もし1000いいね!をしてもらえたら猫を飼ってもいいってパパが約束してくれたから、この写真にいいね!してね! ありがとう!」
そう書かれたホワイトボードをかかえるレミくんとイヴリンちゃんの写真を、母親のマリサさんがFacebookページに公開したのは、7日。写真には「(夫の)ダンはこんなの無理だと思っているみたいだけど、私はそうは思わないわ。だから協力してほしいの。いいね!でもシェアでもいいわ!」と、子供たちへの援護射撃とも取れるコメントが添えられているから、どうやらマリサさんも相当猫がほしかったらしい。
こうして始まったレミくんたちの挑戦だったが、本人たちすら予想していなかったほど、あっさりと勝負はついた。公開からほんの数時間で、あっという間に1000いいね!を獲得してしまったからだ。その数はその後も増え続け、現在ではなんと12万いいね!を超えている(16日現在)。
ここまでの完敗ともなれば、父親も約束を守らざるをえなかったのだろう。一家は翌日の8日には地元の動物シェルターで猫を選び、10日に家に迎えることとなった。
以前から、猫の名前はハリー・ポッターにちなんで「Hairy Pawturr(ヘアリー・ポウター)」にしようと決めていたそうだが、選んだ猫がメスだったため、「Hairietta L. Pawturr」と名づけられた。このミドルネームの“L”は、いいね!(like)から取ったそうだ。
ちなみに、この賭けの一部始終を間近で見ていたダンさんの会社の同僚が、のちにブログでダンさんのコメントを公開している。記事によれば、ダンさんがこの賭けに乗ったのは、どうせすぐには1000いいね!なんてつかないだろうからと、賭けの間に子供たちの“猫熱”が冷めることを期待していたからだとか。
そんな目論見も秒殺でくつがえされ、同僚に「俺、ちょっとなめてたかも」とこぼしたというダンさん。このブログ記事の最後には、レミくんが写真で抱えていたホワイトボードを手に、笑えるほど苦々しい顔で写っている彼の写真が添えられている。
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猫を飼いたい男の子、Facebookで父親と勝負! その結末は… 米国
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