ギネスのニュースリリース、およびステューウィーのFacebookページによると、昨年初頭にリンパ肉腫と診断されて以来、ステューウィーと飼い主のロビン・ヘンドリクソンさんの闘病生活は1年にわたったという。
治療開始当初は薬への反応もよく、7月に化学療法の全過程を終了した際には完全回復したかに見えたが、わずか3ヶ月で再発。懸命に治療を続けてきたが、4日19時ごろ、家族に見守られるなか静かに息を引き取った。まだ8歳の若さだった。
ステューウィーがギネス世界記録に認定されたのは、2010年8月。鼻先から尾の先端までの長さが48.5インチ(約123センチ)もある彼は、大きめの猫種といわれるメイン・クーンとしても異例のサイズで、「世界一長い猫」の記録にあわせて「世界一長い尾を持つ猫」のタイトルホルダーでもあった。
Facebookに生前最後のステューウィーの動画が公開されているのだが、そのなかで「昨晩、夢にこの子が出てきて“もう疲れちゃった”って言ったわ。(自分の死期が近いことを)多分わかっているんだと思う」「自分の半身がもがれるように辛い」「もっと長生きしてほしかった」と、ヘンドリクソンさんは涙ながらに語っており、聞いていて胸が痛くなった。
穏やかで人懐っこい性格を活かし、生前はセラピー猫として活躍し、老人ホームのお年寄りの人気者だったというステューウィー。心から冥福を祈りたい。
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“世界一長い猫” ステューウィー、亡くなる
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