同園の発表によると、3月4日より、メスのシンシンにいつもより多く歩き回る、恋鳴きをするといった変化が見られるようになり、6日にはその傾向が強まったため、この一連の行動を発情兆候と判断し、オスのリーリーとの同居準備を行うため、展示中止を決定したとしている。
ジャイアントパンダの繁殖期は一般的には年1回、2月から5月にやってくるそうで、なかでもこの期間中にメスの妊娠の可能性が高まるのは、ほんの数日間だけだという。同園では自然繁殖を目指しており、この後の観察でタイミングが合えば、シンシンとリーリーの同居を試みる予定だ。なお、展示再開については、後日発表するとしている。
昨年7月に2頭の間に赤ちゃんパンダが誕生した際は、わずか1週間で亡くなるという残念な結果になってしまっただけに、今回無事妊娠・出産となることを心から願いたい。
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