同社のペット保険「どうぶつ健保」の保険金請求データのうち、「熱中症、日射病、熱射病、脱水」のいずれかに関連した請求を月別に集計したところ、毎年4月ごろから発生し、7~8月にピークを迎えることがわかった。
また、気温と熱中症の関係を調査した結果、最高気温が25度を超える夏日を観測し始める5月から請求件数が急増。一方、残暑が厳しい9月は7月、8日に比べて、意外にも請求件数が大きく減少する傾向が見られたという。
7月、8月と夏日の日数に大差はないにもかかわらず、9月に請求が減少する理由について同社は、暑さにペットの体が慣れてくることや、飼い主が十分対策を行っていることが要因ではないかと分析している。
さらに、熱中症にかかった場所では「散歩中・ドッグラン」(48.0%)、「リビング」(44.0%)が大半を占めた。特に「リビング」で熱中症にかかるのは、ペットだけで留守番しているときよりも、家族も在宅中の場合が多いという意外な結果が。ペットと人の適正温度の違いには、やはり注意が必要のようだ。
同社はこの結果を受け、「ゴールデンウィークなどで外出が増えるこれからの季節は、温度管理、湿度管理を気をつけて、熱中症の予防に努めてほしい」と注意を促している。
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