関東および関西に住むシニア世代(58~72歳)の既婚者727名を対象に実施したこの調査では、犬を飼い始めた理由や年齢、犬に関連した住宅リフォームなど、シニア層のペットライフの実態に迫った。
その結果によると、大人になってから犬を飼い始めた時期について、「50代以降」の39.5%、「60代以降」の14.2%を合わせると、過半数が50歳を超えてから犬を迎えたことがわかった。男女別にみた場合、この傾向は男性のほうがより強いという。
また、犬を飼い始めた理由では、「家族が欲しかったから」がもっとも多く43.3%で、ついで「癒されたいから」(32.2%)、「家族とのコミュニケーションがより円滑になると思ったから」(31.9%)が続いた。年代別に見ると、60代以降で飼い始めた人では、「健康管理に役立つから」などの意見もめだった。
おもしろいところでは、「犬と配偶者、どっちと過ごす時間が大切?」という問いで、「妻と過ごす時間」と回答する男性が56.5%だったのに対し、「夫と過ごす時間」と答えた女性は31.1%と、大幅に下回る結果となった。特に関西ではその傾向が強いそうで、同様の問いの結果が男性61.6%に対し女性29.1%と、さらに差が広がったという。
さらに、「愛犬のための住宅リフォームの意向」については、全体の36.9%が何らかのリフォームをしたい、もしくはしており、具体的には「滑りにくい床にしたい」「傷つきにくい床にしたい」が上位に続き、特に「床」に関するニーズが高いことがわかった。
また、女性では「飛び出し事故を防ぐための門やフェンスをつくりたい」というニーズも高かったほか、「その他」の内訳で「サンルームをつくりたい(つくった)」という回答が複数見られたという。
同社では、愛犬の足腰に負担の少ない床材や飛び出しを防止する門扉、ペット用水栓柱など、愛犬との暮らしをサポートするリフォームの提案を行っている。
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