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厚労省が国内初の狂犬病モニタリング調査を開始

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 犬から感染することが多かったため「狂犬病」と呼ばれているこの病気は、狂犬病ウイルスを持つ動物(哺乳類)に噛まれることで感染し、発症するとほぼ100%が死亡する。日本と同じように1961年以降、狂犬病の発生が報告されていなかった台湾で、昨年、野生のイタチアナグマの狂犬病感染が確認された。台湾では、十数年前から積極的に野生動物のモニタリング調査を行ってきたことで、感染が大規模に広がる前にウイルスの存在を確認することができたのだ。

 日本では、1950年に狂犬病予防法が施工され狂犬病対策が取られてきたが、野生動物のモニタリングは行ってこなかった。今回、厚労省と国立感染症研究所は、狂犬病に感染した動物をいち早く発見するために、国内の野生動物などを対象に感染の有無を調べる初の全国調査をスタートすることになった。

 厚労省が作成した自治体向け実施要項では、殺傷事故で死亡した犬や野生動物、また、地方自治体などが引き取った犬や野生動物の中で「健康・行動に異常が見られ死亡したもの」などが調査の対象となる。野生動物では、狂犬病の感染が広がりやすいアライグマやタヌキ、アカギツネなど9種を優先して検査する。猫は、人と接触機会は多いが、狂犬病を流行させてしまう可能性が少ない動物なので積極的な調査対象としないが、必要に応じて犬と同じく検査を行うという。

関連URL: 「国内動物を対象とした狂犬病検査の実施について」(PDF文書)

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