猫は、古来より日本人が愛玩し、私たちの暮らしに寄り添ってきた動物。そのため人との関わりのなかで物語や絵画に描かれてきたが、特に江戸時代後期には現代と同じように「猫ブーム」がたびたび到来し、歌舞伎や合巻本、浮世絵の画題に多くとりあげられた。本展では浮世絵を中心として、江戸時代に巻き起こった「猫ブーム」を紹介する。
また講演会として、5月2日(土)には名古屋市博物館副館長 神谷浩氏が講師を勤める「国芳は“猫”である。」を、5月16日(土)には名古屋市博物館学芸員 津田卓子氏が講師を務める「江戸の猫ブーム」が、いずれも午後2時から開催される。聴講整理券は、当日12時半から講堂にて先着220名に配付される(ひとり1枚限り)。聴講には本展チケット(観覧済み半券可)が必要だ。
このほかに、ゴールデンウィークには、「どの猫が好き?人気ニャンキング」「猫またクイズ」「猫ぬりえ」「なつかしの怪猫映画『怪談佐賀屋敷』鑑賞会」など、さまざまなイベントが企画されている。
会期:4月25日(土)~6月7日(日) 9:30~17:00(入場は16:30まで)
会場:名古屋市博物館(愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1)
入館料:一般1,300円(税込)、高大生900円(税込)、小中生400円(税込)
関連URL: 名古屋市博物館 「いつだって猫展」 中京テレビ 展覧会公式HP