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「いぬ・犬・イヌ」展、渋谷区立松濤美術館で5月24日まで開催

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 渋谷というと、忠犬ハチ公の像が有名だが、イヌは主人に誠実な性質から「人間の最良の友」と称され、最も人に親しまれきた動物だ。犬と人との歴史は古く、縄文時代には狩猟に使われたといわれ、古墳時代には埴輪が象られ、中世の絵巻物には様々な場面にイヌが描かれ、近世では、俵屋宗達・円山応挙などが可愛い仔犬を得意の題材とし、美人画では狆(ちん)などが脇役として登場する。また江戸期には西洋渡来の洋犬の堂々とした姿が、博物学的興味・風俗的興味から画題として盛んに描かれており、近代以後もイヌは多くの洋画家や日本画家、彫刻家たちに題材として取り上げられてきた。

 同展は、埴輪から近世・近代、そして現代の画家や彫刻家により描かれ象られてきた渋谷駅の初代忠犬ハチ公像の作者である彫塑家の安藤照の「忠犬ハチ公」など、作品約90点を陳列している。展示リスト等詳細はHPで。

関連URL: 渋谷区立 松濤美術館 いぬ・犬・イヌ

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