同会議のスローガンは、「お互いの存在に『感謝』し、生ある限りは『幸せ』に暮らすこと。それが、いのちに対する『責任』である。」。大きな災害は、すべての生きものの平凡な日常がどれだけもろく、また大切で守らなければならないものかを教えてくれた。しかし、生きものを襲う危機は災害だけでなく、老いや疾病、事故や戦争、貧困と、さまざまな要因がある。
そのような状況をうけ、この会議はより良いケアや生息環境の保全を目指すための情報交換や、新技術の創出などを議論することにより、人を含む世界中の動物の福祉を向上させることで、我々人間が果たしうる責任を広く社会に示し、幸福な人と動物との共生を更に前進させることを目的とし、開催される。
基調シンポジウム「阪神・淡路大震災の経験を人と動物の幸せな未来へー護るべき大切な日常とは? 」は、7月19日(日)午前10時より位田 隆一氏(京都大学 名誉教授/同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 特別客員教授/同志社大学生命倫理ガバナンス研究センター長/公益財団法人 国際高等研究所 副所長)を座長にスタートする。
そのほか、同日午後14時30分からは分科シンポジウム1.「同行避難~これからの人と動物の緊急災害時」、20日(月)午前10時からはシンポジウム2「最近問題となった人と動物の共通感染症」など、さまざまなプログラムが用意されている。詳細は公式ウェブサイトで確認を。同会議への参加料は無料だが、参加には事前登録が必要となる。
関連URL: 第4回神戸全ての生き物のケアを考える国際会議2015ー阪神・淡路大震災20年記念大会 OneWorld,OneLifeー