8月17日、シネマート新宿スクリーン1は『猫侍』のファンに埋めつくされた。劇場内が熱気に溢れるなか、本作『猫侍 南の島へ行く』で原案・脚本まで手がけた北村一輝を筆頭に、LiLiCo(海賊役)、副島淳(部族役)、望月ムサシ(部族役)、蟹江アサド(部族役)、グレース・ヌワエメ(部族役)、そして渡辺武監督が登壇。キャスト全員、スクリーンから飛び出したような劇中衣装での登場に、ファンからは大歓声があがった。
「とんでもなくゆるい映画になっています。これまでよりさらにゆるくなっています。約1時間30分、何もせずにダラーッとしながら観ていただけたら」と、最初から脱力気味のあいさつで観客を沸かせる北村。
本作では脚本にも関わっている北村だが、「最初は武士のいい話だったんですが、猫が入ってなかった。(脚本を)書くのが僕とプロデューサーしかいなかったので、俳優業をしながら書きました」と、こちらも良い感じに肩の力が抜けたコメント。
一方、海賊の衣装で登場したLiLiCoは、「北村さんが好きなので下心のみで受けました!」と猛アピール。舞台挨拶で北村と一緒だったのはうれしかったようで、隣の北村にどさくさに紛れて「好きです!」と、迫るシーンも見受けられた。
イベント終盤には白猫「玉之丞」を演じたあなごと、玉之丞の恋のお相手、黒猫「ヤムヤム」役のジャックが登場。北村があなごを抱きしめ、さまざまなポーズをとると、観客は「カワイイ~!」とメロメロになっていた。北村はあなごの抱き心地について、「最高ですよ」とニンマリ。実は猫アレルギーのLiLiCoも、ジャックを抱きしめ続けてプロの仕事を見せていた。
最後に北村は、「自主映画を作っているわけではないですが、心で届けるような映画です。クオリティーとかアラとか気にしないでください。僕たちもあまり気にしていないので(笑)。家族の方、親戚の方、みなさんにおススメできる映画です。ぜひ、大勢の方と一緒に楽しんでください」と、PRしていた。
【『猫侍 南の島へ行く』作品概要】
公開:2015年9月5日(土)より全国ロードショー
出演者:北村一輝 LiLiCo _山善廣 木下ほうか 酒井敏也 緋田康人/木野花/横山めぐみ
監督:渡辺武/原案・脚本:北村一輝/脚本:永森裕二、黒木久勝、池谷雅夫/製作総指揮:吉田尚剛
2015年/日本/85分/カラー/5.1chステレオ/シネマスコープサイズ
製作:「続・猫侍」製作委員会 (C)2015「続・猫侍」製作委員会
関連URL: 映画『猫侍 南の島へ行く』公式サイト