映画の舞台になったのは西武秩父駅。テーマは猫。「一匹の猫が住みつく、とある駅を利用する市井の人を描く」というひとつのルールを軸に、今後の活躍が期待される若手映画監督4人がそれぞれの個性で、猫と人を結ぶ短編映画を描きあげた。
4編の作品に登場する猫は、山本透監督×風間俊介主演の映画「猫なんかよんでもこない。」にも登場している白黒ハチワレ猫の「のり子さん」。本作では、ある時は優しく寄り添い、ある時は物語を思わぬ方向へと導き、またある時は大切な愛に気づかせてくれる駅猫を演じる。
映画「4/猫‐ねこぶんのよん‐」は、12月12日(土)より、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか、全国順次公開予定。
■映画データ
・上田慎一郎監督『猫まんま』
漫才コンビを組む笑太と美帆子。2人が生み出したカップル漫才の人気も上々で、全国進出のチャンスが巡ってくるが、美帆子はコンビを解散したいと言い出す。そんな時、父の訃報が届いた笑太は、ある決意をする。
出演:三浦誠己、木南晴夏
・早坂亮輔監督『ひかりと嘘のはなし』
SF好きの女子中学生ひかりは、「私はあなたの未来の娘です」という嘘メールを、面白半分で見知らぬ相手に送る。すると、ひかりの突飛なタイムトラベル話を信じる男が現れ、2人は未来のためにある行動に出る。
出演:柴田杏花、高橋奈々、森脇英理子、長谷川朝晴
・浅沼直也監督『一円の神様』
生活のためにスリを働く母親の祈々と娘の心々。2人は普通の生活を送ることを夢見て、間借り生活をしながらお金を貯めていた。ある日、捕まりそうになったことを機に、新たな土地で新しい生活を始めるが…。
出演:山田キヌヲ、栞那、朝倉あき
・中泉裕矢監督『ホテル 菜の花』
秩父の山奥に佇む民宿のようなホテル菜の花。休業中のホテルには、物静かな支配人の織田と、どこか奇妙な三人の男が住み着いていた。そこに、ある事情を抱えた女性がやって来て。
出演:山中崇、熊澤枝里子
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