同展では、同文学館が所蔵している猫を題材にした図書約160冊を展示し、猫を好んだ作家の経歴と、作品の一部をパネルで紹介している。
1968年発刊の復刻版が展示されている夏目漱石の「吾輩は猫である」は、当時に描かれた黒猫の挿絵と表紙を見ることができる。また、猫の小説やエッセーを紹介するコーナーでは、宇江佐真理さんの「深川にゃんにゃん横丁」や、谷村志穂さんの「夏の猫と贈りもの」など、道内出身の作品を中心に展示されている。絵本や絵画の猫や、文学に登場する猫にイメージを膨らせ、お気に入りの猫にまつわる1冊に巡り会えるよい機会になるだろう。
また、来年1月15日(金)には、キットを使って猫の豆本を作るワークショップ「猫豆本を作ろう!」が開催される。申し込みは12月22日(火)から電話にて受け付ける。詳細は北海道立文学館まで。
特別展「ネコ!ねこ!猫!!」の会期は、来年1月17日まで。観覧無料。
関連URL: 北海道立文学館 特別展「ネコ!ねこ!猫!!」