開園記念イベントが行われる5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」でもあるため、今年は動物たちの進化と生物多様性に焦点をあてた講演会「動物の進化をひもとく──都会に暮らす動物たちの遺伝的多様性」が企画されている。
講演1は、井の頭自然文化園飼育展示係の大西一馬氏による「井の頭自然文化園で飼育する都会の動物」。文化園でも展示しているタヌキやキツネ、ハクビシンなどの動物の紹介を通じて、東京にくらす動物たちについて解説する。
講演2は、北海道大学大学院理学研究院教授増田隆一先生による「動物の進化をひもとく──都会に暮らす動物たちの遺伝的多様性」。日本列島に生息する哺乳類がいつ、どこからやってきたのか、そして、どのように進化してきたのかという研究に取り組んでいる増田先生は、都市で見られるキツネやタヌキ、日本で分布を広げている外来種ハクビシンなどの野生動物の遺伝子の違いや多様性に着目した研究からわかってきた成果を紹介する。
講演会の時間は、5月22日(日)13時30分から16時まで。場所は、井の頭自然文化園・動物園(本園)資料館集会室。定員は60名。
参加申し込みは、往復はがき、またはEメールで。応募者多数の場合は抽選となる。はがき、メールともに5月12日(木)到着分まで有効。
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井の頭自然文化園開園記念講演、都会にくらすタヌキなど野生動物の遺伝子は
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