獣医療の発達や、犬・猫の室内飼育が常識になったり、ペットフードの研究・普及に伴い、2005年に13.3歳だった犬の平均寿命は14.9歳に、2005年に12.8歳だった猫の平均寿命は15.8歳と伸びている。今回の調査は、0歳~16歳の犬・猫を対象。動物の種別や年齢毎にかかりやすい傷病に違いがみられることが明らかになった。
種別毎に見た犬に特徴的な傷病は「腫瘍」「胃腸炎」「てんかん」「アレルギー性皮膚炎」 「骨折」。猫に特徴的な傷病は「猫かぜ」「膀胱炎」「結膜炎」「腎不全」「心筋症」となってる。
人気犬種第一位のトイ・プードルは、「骨折」事故がほかの犬に比べ多く、柴犬は「皮膚炎」、「アレルギー性皮膚炎」、「アトピー性皮膚炎」が上位5位内に入っている。ミニチュア・ダックスフンドは、胴長のその体型から「椎間板ヘルニア」になりやすい傾向があるようだ。
猫の人気3猫種は、ともに「下痢」による請求件数が最も多くなっており、種別毎に見るとスコティッシュフォールドでは「結膜炎」が、アメリカン・ショートヘアでは「心筋症」が多くなっている。
犬の年齢別の傷病ランキングでは、0歳の犬に「ケンネルコフ」(伝染性気管支炎)が多くみられ、5歳以上になると「腫瘍」という項目が見られ始めることが分かった。0歳で5位の「誤飲、誤食、異物誤食」は若年層の犬に多く、7歳以上になると「白内障」がランクインする。8歳以上になると「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)が目立ちはじめる。
猫の場合は、0歳に「猫風邪」や「耳ダニ」(7位)が多く、5歳以上は「心筋症」や「腎不全」、「膀胱炎」といった傷病が増えてくる。一般的に高齢と言われる7歳以上になると、腎臓に関する「腎結石」や「血尿」(9位)ガン目立ってくる。
調査結果の詳細は、以下のページから。
ワールドペットニュース
アイペット損保が、保険請求内容の調査結果を発表、犬・猫「皮膚炎」が1位
ニュース全般