犬や猫がペットとして、また仕事をする動物として、人のそばで暮らしはじめたのはいつごろからだろうか。人はどのように犬や猫と出会い、一緒に暮らすようになったのか、どのようなつきあい方をしてきたのかなど「人と犬と猫」の歴史を、古代の遺物や絵巻物、絵本・浮世絵、郷土玩具、現代のフィギュアなどの展示を通してたどることができる。

　また、福井には、はじめて犬を戦いに用いたと伝えられる南北朝時代の武将畑時能や、白猫を愛猫としてかわいがった岡倉天心など、犬や猫との関わりが深かった人物がいる。そして、県内には、稀少な犬や猫に関する江戸時代の古文書や、猫をたたえる｢猫の子踊り｣というめずらしい民俗資料も残っている。今回の特別展では、それらも、あわせて展示されている。

　閲覧は無料。開館時間は朝9時から午後5時まで。

関連URL: 2016夏の特別展 ワンダフル×ニャンダフル ～暮らしのなかの犬、猫の歴史～