星野道夫さんは、大学時代に訪れたアラスカの自然に魅せられ、卒業後は動物写真家田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部に留学。その後、極北のアラスカや野生動物、そこに生きる人々の暮らしなど「自然と人間の関わり」を写真と文章を通してを伝えようと、18年にわたり広大なアラスカの土地で被写体を追い続けた。
しかし、1996年8月に取材のために訪れていたロシアのカムチャツカ半島クリル湖畔で、星野さんはヒグマに襲われ、43歳という短い生涯を閉じてしまう。
本展では、星野さんの没後20年にあわせ、グリズリーやカリブー、ムースなどの野生動物たち、人々の命のつながりを見つめた珠玉の作品約250点を一堂に展観。また、直筆の原稿や、愛用のカメラやカヤック、スノーシューなど星野道夫の息づかいが伝わる愛用品も公開されている。
入場料は、一般1,000円、高大生700円、中学生500円、小学生300円。
関連URL: 没後20年 特別展 星野道夫の旅(銀座松屋)