「ネコがみるみるテレビ」は、『猫「を」見る番組を作るのではない。猫「が」見る番組を作るのだ』と、猫向けの番組を作るという架空の設定で、猫はどんな映像に興味をもち、どんな音に反応するのだろうと大真面目に取り組む制作者たちの葛藤をテーマにした異色のドキュメンタリーだ。
テレビの新しい可能性に挑戦する「おもラボ」は、関西から新感覚の開発番組を届ける企画で、今回の「ネコがみるみるテレビ」を企画したのは、NHKの現場一筋のベテラン・カメラマン。取材班は、哲学、心理学、動物行動学などの専門家や大学教授に取材を重ねながら実験を繰り返すなかで、視聴率とは何か? テレビをつくるとは何か? という問いと向き合うことになる。
番組の最後には、29頭の猫が暮らす福井県にあるねこ寺・御誕生寺の猫たちの前で上映会を敢行。果たして猫はTVを観るのか?
関連URL: NHK「ネコがみるみるテレビ」