本写真展は、2015年と2016年に開催され、計13日間で約1万4千を動員した「横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展」のスピンオフ展示になる。出展しているのは、日本各地で今までに見ることができなかったコンセプトの猫写真を発表している気鋭のアーティスト約30人。老舗ギャラリー「ルデコ」の展示スペース全フロア(4フロア)の総壁面約170メートルの広大な空間を、A3サイズ以上の大判作品約300点で埋め尽くす猫写真は圧巻である。
メイン企画の「東京・大阪2都猫物語」は、「東京」と「大阪」、それぞれの繁華街、路地、郊外でたくましく生きる猫たちに着目し、ライフワークとして猫を追い続けている写真家5名で紡ぐ写真物語。東京湾岸地域で暮らす猫たちを12年間にわたり撮り続ける主催者でもある星野俊光氏、東京の都市部に暮らす猫を撮りたいがために北九州から東京へ移住した池口正和氏、大阪を中心にグループ写真展への参加、書籍への写真提供などを精力的に行う阪靖之氏らが表現する。都会の片隅で人知れず、しかし活き活きと生きる猫達の作品だ。
開催時間は19日(木)までは、午前11:00から午後7時まで、20日(金)と21日(土)は、午後8時まで、最終日の22日(日)は午後5時までとなっている。入場料は500円(小学生以下は無料)。
関連URL: 渋谷ルデコねこ写真展