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アドベンチャーワールドで人工育雛中のペンギンの赤ちゃん公開

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 ペンギンの赤ちゃんは、誕生予定日を過ぎても自力で殻を破り出ようとしなかったため、これ以上待つのは危険と判断したスタッフが殻を取り除き誕生させた。生まれてから2日間はあまり動かず、鳴くこともなく心配されたが、徐々にえさをねだり鳴くようになったという。

 アドベンチャーワールドでは、2004年に初めてエンペラーペンギンのふ化に成功したが、完全人工育雛によって育った赤ちゃんは、人間を親として認識するため、成長後もペンギン同士でペアを作らず、次の世代の繁殖につながらないことがわかった。そのためアドベンチャーワールドでは、2012年より、卵を親から預かり、孵卵器にて孵化させ、その後、雛の体重が約800gに成長するまで人の手で育て、体力をつけてから親鳥へ返す「初期人工育雛」という方法を取っている。

 鳥類の「生まれて初めて見た動くものを親と認識する」という習性を利用し、赤ちゃんを育てるスタッフは、ペンギン型の帽子を被り、ペンギンの嘴に見立てた手袋を装着し、録音した親鳥の鳴き声を聞かせ給餌する。初期人工育雛中、親鳥には擬卵(石灰で作った偽物の卵)を抱かせ、まだ赤ちゃんが生まれてないと思わせ、赤ちゃんが約800gまで成長したら、擬卵と引き換えに赤ちゃんを抱かせる「自然育雛」を行っている。

 エンペラーペンギンの赤ちゃんは、ペンギン王国1階で公開され、スタッフが親鳥に扮して行う給餌の様子も見ることができる。

関連URL: 誕生から11日 順調に成長中!10月14日(土)より公開

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