猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症は「猫エイズ」という通称で知られているが、人間のエイズとはまったく別のウイルスによる病気なので、人やほかの動物に感染することはない。猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染していてもすべての猫が発症するわけではなく、室内で適切に飼育されているエイズキャリア猫の多くは無症状のままで生涯を終えることができるという。また、血を流すような大げんかなどをしなければ、ほかの猫に感染させることも少ないといわれている。
もりねこの5階タイコウクロノーブキャットシェルターには、猫免疫不全ウイルス感染症のキャリア(猫エイズ)の猫たちが暮らしているエリアがある。猫エイズという名前だけがひとり歩きして怖いというイメージがついてしまうキャリア猫たちだが、実際にはどういう症状なのか、どうやって感染するのかなどキャリア猫たちと触れ合いながら、松園動物病院院長・山手 寛嗣先生と盛岡市保健所獣医師・松舘恵子先生の講演を聴くことができる。
講演会が行われるのは、NPO法人もりねこが運営する猫カフェもりねこ(岩手県盛岡市菜園2丁目6番6号 三栄ビル2F)。時間は、午後1時半から2時半まで。入場無料。申し込み、問い合わせはもりねこ、電話:019-613-7773まで。
関連URL: FIV [ 猫免疫不全ウイルス感染症] についてのお話会