2011年10月、東日本大震災のボランティアとして被災地の宮城県沿岸部を訪れた「震災で消えた小さな命展」代表「うさ」さんは、犠牲になったたくさんの命の中に、さまざまな動物や植物の命も含まれていたこと、そして家族同然の動物と別れ、寂しい思いをしている人たちの存在に気づいた。
その後、「うさ」さんは、動物を亡くした被災者から話を聞き、国内外の絵本作家・画家・イラストレーターなどの協力を得、亡くなった動物たちを絵の中によみがえらせることで、動物たちと飼い主の心をつなげる展覧会「震災で消えた小さな命展」を2012年3月にスタート。現在までに、国内外100以上の会場を巡回し、展覧会終了後は、描かれた動物たちの絵を300名近くの飼い主に贈ってきた。
「震災で消えた小さな命展」は、津波で亡くなった人々の命も、亡くなった動物たちの命も、その命を想う人にとっては、みんな等しく大切な命であるという、命の平等さについても伝えていく展覧会となっている。
開催時間は、午前11時から午後7時まで。1月20日(土)最終日は午後5時終了。入場は無料。
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