1月5日に東京都大田区で回収されたオオタカ1羽の死亡個体から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。環境省は発生地周辺10km圏内を野鳥監視重点区域とし、野鳥監視強化を継続してきたが、回収日から30日、異常が認められないことをふまえ、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、2月4日24時(2月5日零時)をもって指定を解除した。
これにともない、上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園では、2月6日(火)より、鳥類の展示やイベントを再開した。都立動物園と水族園では、鳥類との「ふれあい」を、多摩動物公園ではアジア園ウォークインバードケージを、井の頭自然文化園では水生物園(分園)の「ダックさんにお弁当」(第1・3日曜日)と鳥類との接触を防ぐために設置したコールダック舎人止め柵の撤去を、葛西臨海水族園ではペンギンのイベントが再開される。また、展示を再開した鳥類の詳細は、Webサイトを参照に。
しかし、まだ鳥インフルエンザが発生しやすい時期であることなどから、4月頃までを目安に、消毒マットによる入退園時の靴底の消毒、および園内へ進入する車両などの消毒などを継続するほか、展示再開が延期になる鳥類やイベントも残る。
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