日本国内で狂犬病の発生がなくなってから60年が過ぎたが、世界ではいまだに狂犬病が猛威を振るっている国が多くあり、近年、他国で日本人が狂犬病に感染した例も報告されている。国内では過去の感染症のように扱われる気風もあるが、解明されていないことも多い感染症でもあり、様々な立場や角度から、あらためて狂犬病などを考え、意見交換をし、ひとりでも多くの人に正しい知識と認識を持ってもらうために開催される。
講演は、齊藤信夫先生(長崎大学・病院感染症内科(熱研内科)助教)による、「マニラにおける重要な感染症と狂犬病」、朴天鎬(バク チョンホ)先生(北里大学 獣医学部獣医学科准教授)による「狂犬病発症犬の病理像と新規診断法の紹介」、井上智先生(国立感染症研究所・獣医科学部第2室長)による「フィリピンの国家プロジェクトを念頭においたサーベイランスについて(仮題)」が予定されている。
時間は、午後1時半から5時まで。定員は200名。参加は無料。参加は、FAXまたはメール( info@rabies.jp )に、「名前(ふりがな)」、「所属」、「連絡先」を記載して申し込む。FAX番号は、03-3979-1543(佐藤獣医科)。当日は、個人の身分を証明できる免許証などを持参する必要がある。申込時の個人情報は会場である国立感染症研究所に提出される。
問い合わせは、狂犬病臨床研究会(佐藤獣医科)電話、03-3979-1591 まで。
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