猫のキャソデは掃除機は怖がって逃げるが、飼い主のレミーに付き添って過激なスポーツを体験するのは大好きだ。スキーやスカイダイビングなど、命の危険を感じるようなスポーツをレミーと一緒に楽しんでいる。
レミーとキャソデが出会ったのは6年前。訪れた保護施設にキャソデは暮らしていた。キャソデはレミーを見た瞬間に何か運命を感じたのかレミーにまとわり付き、1人で帰らせようとしなかった。
人間に捨てられた過去を持つキャソデだが、すぐにレミーを信頼し、彼を自分のお母さんだと思うようになった。
飼い始めた頃、レミーはキャソデを腕に抱いたりシャツの中に入れて散歩をしていた。キャソデはレミーがするすべてのことに興味を示し、一緒に出かけたがるようになった。
アパートの中だけの暮らしを強いるよりは、一緒に冒険に連れて行ってあげようと、レミーはキャソデを連れてさまざまなアウトドアスポーツや娯楽を楽しむことにした。
夜に自転車のカゴに乗せて街を探検するとキャソデは大喜び。風を感じたり知らない景色を見るのが好きなキャソデは、その後もレミーの背中や肩に乗ってカヌー、ローラースケート、スケートボード、スキーなどにチャレンジした。
安全のためにキャソデはいつも紐で繋がれており、アウトドアスポーツは最大1時間と決めている。しかしバイクに乗っているとかなりのスピードが出て、ジャケットから顔を突き出しているキャソデの目は強風に当たって乾燥してしまう。
エンジニアの仕事をしているレミーは、キャソデの目を守るために面白いプロジェクトを始めた。キャソデの頭の形状に合わせたシールド付きのヘルメットを設計し、3Dプリンターで作ってしまったのだ。クールで機能的なヘルメットを付けたキャソデは、とても嬉しそう。
一度は捨てられた猫がこうして新しい飼い主と日々冒険と挑戦を続け、人生を謳歌している。キャソデが嬉しいとレミーも幸せな気持ちになる。6年間共に暮らし、キャソデは人間よりも信頼できるパートナーだと彼は思っている。家族や友達もいるが、キャソデは判断や批判することなくいつも全力でレミーをサポートし、自信を与えてくれる存在なのだ。これからも2人は冒険を続け、愛と絆を深めていくことだろう。
ワールドペットニュース
猫用のヘルメットを設計開発し、 愛猫と激しいスポーツを楽しむ男性
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